Imgbrd-Grabberを使ってDanbooruの画像を集めて自分用LoRAを自作する下準備

NovelAIよろしくDanbooruから画像を集めたら最初からタグ付いてるし検索しやすいからLoRA作りやすいんじゃね？ということで簡単に解説します。

画像サイトから画像を集めます。それだけならブラウザでも良いのですが、Imgbrd-Grabberはダウンロードする際にタグをLoRAの学習用に任意に加工することが可能です。他、様々な機能がついています。

WebUI用のエクステンション。タグの順番を入れ替えたり追加、削除する時に便利。

画像をバッチ処理するソフトウェア。ゲームのUIも学習してしまうのでトリミングなど同じ加工を沢山する時に便利です。

Imgbrd-GrabberはそのままではDanbooruを使用できませんので設定します。

Danbooruのアカウントが無いと使用できないので取得します。

Danbooruのアカウントを取得するとMy account欄にAPI Keyを取得できるようになるので取得します。アカウントパスワード並みに大事なので第三者に教えないように気をつけますしょう。

自動タグがおかしい事もあるので手入力されてるタグをそのまま使用する設定です。

ツール→設定→保存→ログファイル分割を選択、追加します。設定は以下の画像で。保存先フォルダーは任意ですが画像と一緒で良いかと。

ファイル名は”%md5%.txt”。要するに画像の保存名と同じにする設定です。

text file contentがテキストファイルの内容になります。ここでは”%artist%,%character%,%general%”としていますが、アーティスト名とキャラ名は作るLoRAによってはいらないこともあるかと思いますのでその場合は削除します。また、順番を入れ替えてもOKです。

上の設定だけだとタグ間にカンマ”,”が入らないのでタグ→generalの区切り文字にカンマ”,”を追加します。

ソースでログインとヘッダーを以下のように設定します。

ログインはパスワードではなくAPIキーです。ヘッダーの名前をuser-agent、値をDanbooruのユーザー名とします。2023/06/19現在の設定です。ヘッダーの設定が必要なのは悪意ある攻撃から守るためのDanbooru側の処置のようです。

Danbooruは設定しないと何も出てきませんが、ちゃんと検索結果が出てきました。

基本的には沢山集めればそのまま使用して問題ないと思いますが、資料が偏っている場合偏りを除外する加工をします。資料の偏りはそのまま学習してしまいます。例えば、ゲームのUIもそのまま学習をしてしまいますのでXnConvertが便利です。

LoRAの設定は4chanで見つけたこれかなぁ。未だにこの設定以上はないかも。ただ、衣装は苦手な感じはする。(これは資料の問題かもしれないけど)